注文住宅を建てるに当たって、頭を悩ませる人も多いのが、土地選びです。自分の要望を最大限に取り入れられる自由さが逆に選択の幅を広めてしまい、決めきれなくなるケースもあります。注文住宅の土地選びにおける、大事なポイントがシンプルさです。ここで挙げるシンプルさとは、単純構造と呼ばれる四角い家を建てるスペースがあるかを指します。
頂点が先細っている三角地、L字型の旗竿地などは、土地の形に添って家を建てる時に間取りや日当たりに制限が出がちです。正方形であれば、建物構造にも自由度が広がり、希望する条件を採用しやすくなります。注文住宅の家探しで、見落としがちなポイントの一つがインフラの確認です。地方では電気や水道、ガスなどの生活に必要なインフラが整っていない土地も少なくありません。
周辺に設備がない場合、離れた所から延長する形で引き込むことになるので、余分な工事費用が掛かります。不動産業者に確認をして、自宅から数メートルの範囲に埋設管があるかを事前に調べておくことが大切です。家は一度建てると長期間住み続けることになります。見晴らしの良さで選んだのに、年月の経過に伴ってマンションや高層ビルが建設されて日当たりが悪くなるケースも珍しくありません。
公園を始めとした自治体が管理する公共施設などは、取り壊しなどの可能性が低く影響を受けにくいと言われています。土地探しをする時は、周辺環境の確認も忘れてはいけません。