注文住宅のローン返済額は個別条件を加味して決定する

思い通りに住宅を建てられる注文住宅では、安く抑えることを重視した場合と贅沢に仕上げた場合とでは、価格に大きな開きが出ます。購入価格は頭金と借入金の合計で決まることになるので、その両者をいくらに設定するのかが重要になります。頭金は用意できる額がある程度決まっていますが、借入金の方は無理なく返済出来る額がいくらなのかが分かりにくい点もあります。無理のない範囲で返済を続けられることが重要条件になるローンなので、月々の返済額がいくらなら負担なく継続して返済出来るのかを考えなければいけません。

一般的に住宅ローンの返済額は、年収の20パーセントから25パーセントくらいに抑えるのが理想だと言われます。自身の条件が一般的な住宅購入者と共通していて、希望する注文住宅がその範囲内の融資を受ければ購入できる場合なら問題はありません。しかし、この範囲内だと希望するものが建築できない場合や、自身の条件が一般的でない場合などは基準にする数値に違いが出てきます。理想的と言われる割合でローンを組んでも希望の注文住宅は建てられないという場合は、妥協できるところは妥協して無理をしない方が賢明です。

建築時には希望が大きくなり易い傾向がありますが、時が経てば妥協して良かったと思える場合も少なくありません。また子供がいない場合など、他の支出が一般家庭よりも少ない場合は、多少借入額の年収に占める割合が高くなっても難なく返済を継続できる場合もあります。

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